2014-2015 EPL-26th SwanseaCity vs ManchesterUnited
中盤は大きく構成を変化
スォンジーは好調キソンヨン
中盤の構成の一人としてサウサンプトンから獲得したジャック・コーク、右サイドにはトッテナムから獲得したカイル・ノートン、また怪我?から復帰したシグルドソンの復帰も注目
1分 フェライニのファール
3分 ロホ、ディマリアのミスで危険なシーン あまりにもバカらしいミス
4分 ゴミスのCKのヘッドはフリーでとらえるもライン上でエレーラがクリア
5分 ウイリアムスのいいフィード
6分 エレーラのインターセプトからの速攻のパスはグッド
10分 マクネアCKでゴミスを外しあわや決定機
12分 ディマリア開始直後からのボールロストが特に目立つ
14分 謎タックルで右の深い場所FK29m
14分 角度はないがなぜか可能性を感じたペルシのシュート枠外
16分 ジョーンズがゴミスのマークを外しマークずれの部分をテイラーがオーバーラップでフリーのクロス、ラウトリッジがターンしてシュートを打つも正面 ガバガバ
17分 フェライニのスタンプ とても危険なシーン スタンプは2度目
19分 ルーニーvsフェルナンデスは完全にフェルナンデスに読まれる
21分 デヘアーフェライニ これがあるのでフェライニの起用価値は一応ある
23分 フェライニのファールとてもチープ
25分 3分ボールを持つもまったく効果的に前を向けなくて攻撃を終える
27分 ルークショーのインテンシティがいい方向にむきルーニー、ディマリア、エレーラで完璧なコースに決めて0-1
29分 直後シェルベイがフリーでクロス、ルークショー キソンヨンを捕まえきれず
1-1
37分 ユナイテッド長くポゼッションするもキーエリアではほぼ前を向けず
43分 コークのインターセプトから前線へのパスはカットされるもいいプレー
44分 コークへのフェライニのファール イエロー 厳しい判定だが4度目だから?
前半終了
シェルベイは自由にポジションチェンジを繰り返すもボールの取りどころがはっきりしていないユナイテッドはあまり空いたスペースを攻める速攻が少なかった。ディマリアの部分で形になっていたのが何個かあったが得点シーン以外ほとんどチャンスにもなっていなかった。とにかくCBが前線にパスを出せないブリントが下がって受けようとするとプレスが激しくなりあまり効果的ではなかった
45分 マクネアOUT バレンシアIN
45分 エレーラ、ブリンとでいい形で前を向く
47分 ジョーンズなぜかイエロー
48分 得点シーンと全く同じ形でシェルベイがフリーでクロス とても危険な場面
52分 やはりミドルサードまでボールを運べないユナイテッド
54分 シグルドソンとてもいい形でディマリアからボール奪取、キソンヨンから前線のパスが収まっていれば
57分 ルークショウOUTヤングIN
59分 ヤングのクロスからルーニー ニアに侵入しチャンスになりそうな形 前半にも同様の形がディマリアからあった
61分 ラウトリッジがディマリアのボールを奪取 すこしドリブルも強引気味
64分 ヤング早くもクロス3本目 クロスは一級品
69分 ブリント、ルーニーのコンビネーションでチャンス未遂 後半始まってからブリントをつかみきれない部分が目立ってくる
72分 ゴミスの頭にディフレクションしてシェルベイのシュートが入る 当然公式ではゴミスのゴール笑
78分 ディマリアOUTマタIN
83分 ヤング イエロー とても危険なタックル
84分 ペルシ 脛をいためてほぼプレーできず
85分 ウイリアムス 抗議でイエロー
86分 ロホ GKにタックルでイエロー
90分 シェルベイ とても危険なタックルでイエロー
92分 ウイリアムスの完璧なインターセプトからカウンターにつなげるもゴールならず
93分 シェルベイOUTアマットIN
94分 ユナイテッド
試合終了
前半1度だけブリントをフリーにさせてしまった時にはしっかりと前にもってけていたがほとんどの形がスクランブルからという何とも情けない形。気になるスタッツは何個かあるが、ポゼッションを64%に保ちながらも、ファール数がスォンジーを倍近く上回ってたこと。今節はチェルシーのマティッチに対するファールが議論の対象にもなっていたので、26節の危険なファール集を後日取り上げます。
前節Burnley戦では3-1で勝利しながらもフルマッチで試合を観戦するとユナイテッドの危うさというものを感じた人も多くいると思います。原因として以下のような点を感じました。
前節ではファルカオとファンペルシーの2トップだったが前線にいい形でボールを供給できなかった状態に陥りました。彼ら二人とも同じタイプで比較的プレーエリアは広くなくペナルティエリアの中でアイデンティティを発揮するタイプです。
そのため押し込まれてしまった時に中盤からボールを運ぶ方法をあまりユナイテッドは持ち合わせていません。この問題を解消するためにルーニーをFWにすることで2010-2011以降のようなルーニーの使い方をしました。ルーニーをMFで使わないためエレーラをそのポジションに配置しました。
まずは唯一のポジティブな要素からマルコスロホのスタッツです。
ユナイテッドの組み立て
左サイドでほとんど50-50のバトルに勝っています。場所を考えてもあの位置までが守備範囲というのはとても広くポジティブな点だと思います。
パスの起点となる位置をみたらわかると思うんですがかなり左に寄ってます。これはブリントがCBの間に入ってゲームメイクをしているため両CBは開いた形になります。リバプールのジェラードやバルセロナのブスケツ、エバートンのバリーなど同じように組み立ての際下がることがよくあります。
利点としてはSBが高い位置にいるためより攻撃的なプレーができる、出し手が1人増えること、ディフェンスラインをあげつつゲームメイクできるといった点だと思います。 最初の2つはG・ネビルが言っていたことで3つめは個人的な考えです。
ただこの組み立て方法はユナイテッドのCBがボールを運べないためにブリントを下げているので相手チームはブリントにかなりきついマークを70分前後までシグルドソンが行いほとんど機能していませんでした。下の図はブリントのスタッツです。
ディフェンスラインではあまり持てていませんでした。ですが比較的フリーになった70分以降ではうまく散らせていた印象でした。どの部分が悪いからパスがつながらないかは断定できませんが問題点はDFがドリブルで上がれること、前に向かせるパスなどもう少し工夫がほしいと思いました。
一番の問題は前半終了と同時に交代したマクネア
とにかくなぜ起用されているのか本当にわからない選手。エバートンのベシッチですらポジティブな部分をいくつか見せているが彼はかなりひどい。若手の中でも群を抜いて。攻撃ではSBとしてスピード、インテンシティ、パワーすべてがリーグ水準以下でテクニックもここ最近のパフォーマンス低下からなにも生まれていなかった。前半終了と同時に交代はファン・ハールが何回かおこなっているがマクネアは記憶だけでも3回ある。交代枠を一つ使うリスクを背負ってまでこの選手を起用する意図はなんだろうか?バレンシアは来季の構想にはないのだろうか。