2014-2015 EPL-26th Funny Referee and Tackle
今回は少し趣向を変えてミスジャッジと無謀なタックルについてまとめてみました。
今節フルマッチで見た試合は
スォンジーシティ vs マンチェスターユナイテッド
チェルシー vs バーンリー
有名どころばかりしか今節は見ていないので他の試合については触れません。
26節終了時点での各チームの状況及び簡単な概要
(飛ばしても・・・)
簡単に今節の状況を説明すると26節終了時点での順位表をキャプってなかったので自作でつたないです。
Match | Points | ||
1 | Chelsea | 26 | 59 |
2 | ManchesterCity | 26 | 55 |
3 | Arsenal | 26 | 48 |
4 | ManchesterUnited | 26 | 47 |
5 | Southampton | 26 | 46 |
6 | Liverpool | 26 | 45 |
7 | Tottenham | 26 | 43 |
8 | WestHamUnited | 26 | 39 |
9 | SwanseaCity | 26 | 37 |
10 | StokeCity | 26 | 36 |
11 | NewcastleUnited | 26 | 32 |
12 | Everton | 26 | 28 |
13 | CrystalPalace | 26 | 27 |
14 | WestBromwichAlbion | 26 | 27 |
15 | HullCity | 26 | 26 |
16 | Sunderland | 26 | 25 |
17 | QueensParkRangers | 26 | 22 |
18 | Burnley | 26 | 22 |
19 | AstonVilla | 26 | 22 |
20 | LeicesterCity | 26 | 17 |
チェルシーは引き分けたためシティと2ポイント差縮まり4ポイント差となりました。
このバーンリーとの1戦についてのモウリーニョの見解としまして、COCの決勝は他のチームが27節出の試合を行っている中の開催です。このためシティが27節もし勝利した場合は暫定的に勝ち点差1の状況になるため何としてもバーンリー戦は落とせないと考えてました。
(まあシティ負けたんで杞憂に終わりましたけどね。)
各試合のレフェリーと無謀なタックル
26節の試合を振り返りますと
チームともに来季のCLの挑戦権をかけた試合であるため是が非でも勝ちたいという試合でした。そのためレフェリーの一つの笛が状況を左右しかねない重要な1戦だと思いました。この試合はリバプールの完勝でしたがコウチーニョのスーパーゴール、少々の判定の甘さに助けられた部分もありました。全体的な出来としてリバプールのチャンスは少ないながらも質の高い崩しを何個か見せていた印象です。
まずは開始1分 キャンとジュリチッチのエリア内での交錯プレーです。
一応キャンは肩に手をかけていますがよくあるプレーとして流されます。まあ選手は文句言いますがこういうプレーとってるときりがないので流しました。自分は個の判定は妥当だと思います。
(シティvsニューカッスルと比較したいので頭の片隅にでも・・・)
直後コウチーニョからのロングシュートでリバプールが先制します。
次は前半4分またしてもジュリチッチとアレンのエリア内での交錯プレーです。
(このプレーを演出したのはペッレのポストプレーなんですけど、彼はシュートはうまくないですけどこういうプレーとてもうまいです。決定力のないジルーという認識です。)
アレンが完全に体入れてボールタッチできてるのでPKではないと思います。しかし重要なのはレフェリーの位置です。
彼らを中心にみて左側にいるため比較的判定しやすかったと思います。もしこの画像の手前側ににいたらボールにたいして両者イーブンの競り合いのようにも見えなくもないため開始直後の疑惑の判定も相まってPKにしていたかもしれません。
次は27分 ワニヤマとのコンビネーションから抜け出したクラインのサイド突破の場面です。
クラインとキャンのエリア外での交錯プレーです。
画像だけだと分かりにくいのですが後ろからであること、ボールを完全に無視してることからもイエロー、もしくは一発退場もあったプレーだったと思います。このプレーが個人的に今節7試合見た中でもトップクラスに危険なタックルでした。
判定は・・・・・
流します・・・・
レフェリーの位置的にマルコビッチと重なっていたかもしれませんがこれは流すファールではなかったでしょう。
31分 フォンテとスターリングのエリア内での交錯プレーです。
画像みるとわかるようにあきらかPKです挟んでます。
判定は・・・
流します・・・
前半終えてなかったので審判は今までの自分の判断が正しかったのかどうかを確認するすべがないためこの時間帯微妙にサウサンプトンよりになっているような印象でした。
42分 ペッレの落としからワードプロウスとロブレンの中盤での交錯プレー
これについては賛否両論あると思います。贔屓チームに対して行ったら一発だと思うし、公平な目で見るとイエローでもいいかなとも思います。
判定は・・・
イエローです
目の前でこのプレーみてたので当然の判定ですね。
ただCLでこのレベルのタックルすると4割くらいの確率で退場すると思うのでEPL仕様といえるでしょう。
これだけの誤審がありながらも両者後半は危険なタックルがすくなかったように感じました。
ウエストハムにはリード、トムキンス、コリンズという3人のCBをもちながらトムキンス以外怪我であったため2試合ほどクヤテがCBを務めていましたユナイテッド戦でもとてもハイパフォーマンスだったと思います、が彼の運動量を考えると中盤で走りまわってフィジカルでカウンターの起点を作っていくスタイルはウエストハムにとてもフィットしています。
これはFWとの相性もあってウエストハムにはサコ、バレンシア、キャロル、カールトンコールがいますがコールは怪我がち、運動量皆無、高齢とサポーターからも嫌われていますがそれ以外の3人は今季を象徴するような出来でした。特に前半戦はキャロル不在でありながらサコ、バレンシアの2TOPはスペースでカウンターできるため非常に有用でした。キャロルが復帰してからはポストプレーとミドルレンジでのシュート範囲も確実に広がっている印象でした。今節キャロルはハムストリングを痛めているためバレンシア、サコの2Topです。
レビューではないので詳しくは載せませんが62分にサコのゴールが決まった後のキックオフ直後のシーンです。ベンタレブとノーブルの交錯です。
これ見ると分かると思うですけど中央のサークル見えます。矢印がトッテナムの攻めの方向というのもあるんですけどなぜこんなタックルを2点リードしていてお見舞いしたのか謎です。これがEPL仕様なのでしょうか???
直後激高したフェルトンゲンがノーブルを突き飛ばします。
ちなみに前半45分にノーブル1枚カード出ています。よっぽど退場したかったのでしょうか。
判定は・・・
ファール判定でカードなしです
驚いたのは突き飛ばしたヴェルトンゲンにもカードが出ませんでした。
レフェリーの基準とは・・・・
この後トッテナムが2点おいついて試合はドロー
27節の結果を踏まえるとハルシティ戦を挟んで1試合で1勝5分4敗
少なくともこの試合とユナイテッド戦のドローで勝利していれば4位争いも可能だったと思いますがこれでウエストハムは脱落しました。
続いて
この試合は開始10分で試合が決まりました。さて疑惑の判定と危ないタックルはそれぞれ一つずつです。
GIF画像が動いてくれなかったので連続した2枚でみてみます。
開始1分足らず場面はアニータのファーストタッチが非常にチープでエリア内で交錯したシーンです。
カメラで見るとわかるんですけど、触ってはいません。審判の位置はといいますと少し見づらい位置ですね触ったかどうかわかりません。
判定は・・・
イエローカード込みのPK
これは明らかな誤審であると思います。がこの誤審少々仕方ない部分も含んでいました。このプレーの3秒前はコラロフからのロングボールをウイリアムソン(画面一番奥のニューカッスルの選手)が完全に保持してからのプレーだったので審判もシティの攻撃が終わったと思っていました。画像からはわかりにくいのですが審判があわてて切り返しているのがわかります。
このため少し見なかった部分もあるという助け舟もありますが、あまりにもPK簡単に吹きすぎでは・・・・
続いて30分
正直この試合この時点3-0で試合自体は死んでます。
アグエロのターンに対してコロチーニのリアクション。エリア外です。
完全に足裏見せていますが接触はしていませんでした。しかしこのプレーはとても危険だと判断したためレフェリーの判断はイエロー。
これは妥当だと思います。当たったかどうかではなく危険になりえたかどうかが重要な要因だと思ってるのでしょうがないと思います。
さて次の試合
スォンジーシティ vs マンチェスターユナイテッド
試合に関しての詳細はこっちでしました。
まずは17分
ラウトリッジの決定的な場面をデヘアがセーブした直後で、ポストプレーになにもできないマクネアがゴミスの中央へのドリブルを許し、フェライニが慌てて戻った場面です。
とても危険なタックルです。そもそもボールとりにいくのに体重かけて踏みに行くプレーを選ぶあたりフェライニが守備が雑といわれる所以です。タックルのタイミングとしては適切ですが1歩間違えれば骨折まであるプレーです。
判定は・・・
ファール判定のカードなし
審判の5m先で起こったプレーでも見逃し・・・
続いて83分
ラウトリッジとヤングの交錯プレー
ヤングのタックルの方がボールには先に触れていますが勢いがかなり強く危険だと判断したためレフェリーの判定はイエロー。
勢いは強く、印象は悪いと思うのでイエローの判定は間違ってないと思います。
90分のプレー
シェルベイとジョーンズの交錯プレー
シェルベイのタックルのくせの悪さは有名ですが、勢いが強いことも印象悪いんですけどタイミングが悪すぎる・・・このタックルの直後交代させられましたが監督もシェルベイ2枚で退場あり得ると考えたんでしょうね。軸足に足が入ってるのでこの点も危ないです。
判定はイエローです。
次は
試合自体は前半はアーセナルの試合でしたが、後半は変わってクリスタルパレスの攻勢でした。アーセナルはシティ戦でコクランを中盤底に起用したことが冬の一番の補強になりましたが、ヴェンゲル自身も少し変わってきている印象を受けます。この試合ではロスタイムまで0-2でリードしましたが交代枠が
77分 ウェルベックOUT ギブスIN
89分 サンチェスOUT パウリスタIN
最終的に5バックになります。とても守備的、いつもなら復帰明けのウィルシャー、ウォルコットを出すところですが我慢しました。
さてまずは4分
キャンペルとコクランの交錯シーン
悪意のあるような画像ですが2010W杯のシャビ・アロンソへのデ・ヨングのタックルと同等のものだと考えていいと思います。あのプレーはカードが出ませんでしたが。。。
判定は・・・
ファール判定でカードなし
解説陣は一発退場もあると話してましたが足裏で腹キックは印象よくないですね。
しかしこのファールもニュースには話題にすら上がらなかったプレーです。
続いて18分
ハーフライン際でのサンチェスの速攻の場面。
レドリーとの交錯シーンです。
このプレーはサンチェスがうまくファールをもらうような動きでありましたが、先ほどのコンパニの足払いと同じです。凶悪なタックルではありませんでしたがこのファールにはレフェリー、イエローカードを提示。
最後はもっとも話題となった
チェルシー vs バーンリー
非常に多くの疑惑の判定が残る試合でした、がいわゆるクラシコやマドリードダービー、マージーサイドダービーのようヒートしてたわけでもなく、全体的には危険なタックルが特別多い試合ではありませんでした。
個人的にはバーンリー結構推しています。チーム自体は昇格上がりにも関わらずかなり前プレスを多用しており、相手がDFラインでボールを回していたら4,5人が連動してチェックを行います。簡単にいうとショートカウンターのチームです。
しかしこのチームやはり昇格上がりらしさが試合の随所で見られます。
特にセットピースでの失点の多さ、後半から運動量が極端に下がりDFラインとMFのラインの間のスペースが非常に開いてしまうこと、組み立てではほとんど効果的なプレーができていない、などといった点が挙げられます。
しかしこのレベルのプレスができれば13位くらいまでなら今からでも上がれると思うんですが果たして2015-2016も1部にいることができるでしょうか。(28節以降上位陣と5連戦なので潰されるような・・)
さて29分
コスタとトリッピアーのエアバトルのシーン
これでコスタのファール・・完全に風評被害を被っていますが半分くらいは自業自得なので仕方ない・・
この1分後
イバノビッチとバーンズのエアバトル
これは明らかに膝いれにいってましたが、ただのファールでイエローは出ませんでした。まあこのプレーでは警告出る確率3割ぐらいなので偏った判断とは言えないでしょう。
33分
ウイリアンが折り返したボールをイバノビッチがシュート打った場面。
肘も完全に体から離れてますし、レフェリーもしっかり見てます!
判定は・・・
スルー
体感5割くらいのPKになる場面だと思いますが、リプレイではどう見てもハンド。ここらへんチェルシーが攻めきってましたが追加点は取れず、かなりフラストレーションもたまってました。
次は43分
シャッケルとの競り合いに勝利し、コスタがエリア内に持ち込んだシーン。
判定は・・・
スルー
押してますが、簡単に倒れすぎた印象もあります。コスタのフラストレーションがどんどん溜まっていきます。一つ一つの判定はグレーですがすべて流されるとさすがにつらいものがありますね。
次は70分 今節一番騒がれたシーンです。
マティッチとバーンズの交錯シーン
ここで使用している画像はすべて自作のSSですが、おそらくこれに近い画像に見覚えがあると思います。この画像を見るとタックルの質からして足裏、重心に当てている、ボールに触れていない、以上の3点からもレイトタックルに見えます。つまり一発退場だ!!!という意見も理解できます、
が
この画像とても操作されています、それを踏まえたうえで見ていきましょう。
まずこの画像のみから推測してしまうことは、マティッチのドリブルに見当違いなタックルを仕掛けたように見えます。
そもそもこのシーンはクルトワのミスキックからバーンリーのスローインから始まります。
6番のメーがスローインをしてバーンズが受けているシーンです。ズマが即チェックする直前です。
1秒後ズマのプレッシャーでファーストタッチが若干伸びます。
マティッチがカットできると判断したのでしょう。ものすごい勢いでタックル態勢に入ってます。バーンズは即座にボールへのタックルを回避するために、
ボールを足裏で前に転がします。
転がしたボールがマティッチにあたってそのまま足裏がマティッチの足を直撃します。
つまりこのタックルはバーンズが行ったわけではなくマティッチが50-50のタックルを行った結果伸びた足に直撃したものです。この後激昂したマティッチはバーンズをたたき飛ばし、非常に迫力がある場面だと記憶しています。このバーンズのタックル自体はレフェリーの判断次第では1発退場あり得たと思いますが、ただのファールで終わる可能性十分にありました。
なぜなら
あのスピードのタックルをレフェリー陣が正確に判定することはリプレイなしには不可能だから。
さらに言えばこのプレーマティッチが激昂しなければ、そもそもチェルシーファンが騒ぐだけでそもそも議論の場にすら上がらなかったのではないかと思います。
今節だけでもこれだけ危険なタックルが横行されていながら誰もこのタックル以外のことについて触れていないからです。
他のリーグでも危険なタックル多いのでしょうか?CLみてるとそこまでひどいタックルあまり見ないのでこれが文化だ!!!みたいなのいい加減やめないとCLで借りてきた猫みたいなプレーみるのいい加減つらいです。